27日、種牡馬サフロンウォルデン(牡9)が、成田22日発の飛行機で愛国キルケニー州にあるロッセナラースタッドへ移動していた事が判明した。事務局の(株)ジェイエスによると、昨年秋、同馬にはアイルランドのエージェントから売却のオファーがあり、シンジケート総会にはかったところ多数決で売却が決議されたとのこと。
97年のゴフス2歳セールにおいて、クールモアグループに120万愛ギニー(約2億1000万円)の最高価格にて落札され、アイルランドのエイダンオブライエン厩舎に所属したサフロンウォルデンは、99年の愛2000ギニー(愛G1・芝8f)で、O.ペリエ騎手を背に、2着Enrique(父Barathea)に3馬身差をつけて快勝するなど英愛8戦3勝。英ダービー(英G1)ではオース(父Fairy King)の6着だった。
同馬は父Sadler's Wells、母Or Visionという血統の仏国産馬で、半兄にフォレ賞(仏G1)を勝ち、安田記念(G1)でノースフライト(父トニービン)の3着となったDolphin Street(父Bluebird)が、全姉にオペラ賞(仏G2)を勝ったInsightなどがいる。2001年に北海道・静内のアロースタッドで種牡馬入りし、今年3歳が初年度産駒。JRAでは、22日の小倉競馬で行われた未勝利(芝1200m)でテイエムカチボシ(牡3、栗東・湯窪幸雄厩舎)1頭が勝ち上がっている。