デスペラード重賞初V、次走については「オーナーと相談」/ステイヤーズS

2013年12月01日 12:00

鮮やかな勝利でタイトルを手にしたデスペラード=中山競馬場

 平地重賞最長距離のマラソンレースで、5歳馬が待望の重賞タイトルを手にした。「第47回ステイヤーズS・GII」(芝3600m)は30日、中山11Rに13頭で争われ、道中は4、5番手を追走した1番人気のデスペラード(栗東・安達)が3分45秒2のタイムで快勝。2周目の3角までは10番人気コスモラピュタ(13着)、6番人気クリールカイザー(5着)が後続を10馬身以上引き離す形。横山典のエスコートでリズム良く追走し、4角で一気に差を詰めると勢い良く先頭へ。はじけるように急坂を駆け上がった。3馬身半差の2着は4番人気ユニバーサルバンク、さらに3/4馬身差で7度目の参戦となった11歳馬トウカイトリック(7番人気)が続いた。

 前走のアルゼンチン共和国杯(6着)に続き2度目のコンビとなった横山典は、「馬とケンカをしないで競馬をすることだけを考えて乗った。きょうはうまくコンタクトができたよ。最後はまだ余力があった」とパートナーの走りを称賛した。

 10度目の重賞挑戦でうれしい初V。芝の長距離戦に的を絞った昨年末から頭角を現し、今年3月の阪神大賞典でゴールドシップの2着に入るなど、着実に力をつけてきた。

 この後のローテが気になるところだが、横山典は「自分は有馬記念に騎乗馬がいない」と猛プッシュ。安達師も「オーナーと相談して決めたい」と参戦に前向きだ。“ならず者”(馬名の和訳)が暮れのグランプリに殴り込みをかける。

提供:デイリースポーツ

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