坂路を単走で追い切ったジャンタルマンタル(カメラ・高橋 由二)
◆第28回富士S・G2(10月18日、東京競馬場・芝1600メートル)追い切り=10月15日、栗東トレセン
今年の安田記念勝ち馬、
ジャンタルマンタル(牡4歳、栗東・高野友和厩舎、父
パレスマリス)は坂路を単走。貫禄の漂うような堂々とした走りで駆け上がった。
ほぼ手綱は動かなかったが、最後まで余力は十分で
スピードは鈍らない。最初の1ハロンが15秒1だったこともあり、全体では52秒9だが、ラスト1ハロンは11秒7でまとめた。
高野調教師は「馬なりだったけど動くな、と。先週ジョッキーが乗ってから、この1週間で軽くなったなという感じを受ける。一応の態勢は整っています」と説明。マイルCS(11月16日、京都競馬場・芝1600メートル)を見据える一戦で、メイチの仕上げとはいかないまでも、十分に力を出せそうな雰囲気だ。