単勝1.7倍の圧倒的1番人気に推されたヤマノウィザード(牡、父ディープインパクト、栗東・山内)が、余裕しゃくしゃくのレースぶりでデビュー戦を快勝した。道中は慌てることなく中団馬群のなかで脚を温存。直線を向いて外に持ち出されると先に抜け出した4番人気のサウンドシャカラカをあっさりとかわし去り、最後は2馬身半差をつけて真っ先にゴール板を駆け抜けた。勝ちタイムは2分6秒1。2着から1馬身半差の3着には5番人気のタガノグリズリー。2番人気のハリウッドセレブは追い上げ及ばず4着に終わった。
松山は「競馬を覚えさせるために他馬の後ろにつけた。直線でかぶせられたが、力があるから割ってこられた」とうなずく。今後はひと息入れる予定で、山内師は「走ってもらわないと困る馬」と先々を見据えていた。
提供:デイリースポーツ