地方馬による史上初のJRA・芝GI制覇を狙う川崎のプレイアンドリアルは7枠13番。内枠を希望していただけに、河津裕師の第一声は「外かあ」だった。だがすぐに気を取り直すして「まあ、先行にこだわる馬じゃないからね。枠順なりの乗り方をしてくれるでしょう」と柴田大に全権を委任する。金曜朝は厩舎周りを1時間以上のウオーキングで調整。「順調。全く問題ないよ」と体調面には太鼓判を押した。
絶好枠に思わずニンマリだ。アトムがゲットした2枠3番は、過去10年で3頭の優勝馬を輩出しているラッキーナンバー。「いい枠だね。内に越したことはない。馬群をさばけるうまさもあるから」と兼武助手も表情を緩めた。金曜朝は栗東坂路で4F64秒8-14秒8。「落ち着きのなかに闘志がある」と抜群の気配を保っている。
提供:デイリースポーツ