桜花賞馬キョウエイマーチの血を引く良血グレナディアーズ(牡、父ネオユニヴァース、栗東・音無)が、7番人気の低評価に反発する力強い走りで初陣を飾った。新馬戦らしく前半はスローに流れるなか、中団の外で脚をためると、勝負どころにかけて徐々に進出を開始。そのまま4コーナーで先頭に並びかけ、直線でもしっかりと脚を伸ばして2着の4番人気シードオブハピネスの追い上げを首差振り切った。勝ちタイムは1分38秒2。さらに1馬身3/4差の3着には3番人気のダブルミッション。1番人気のベッラレジーナは直線で前が壁になるなどスムーズさを欠いて7着に敗れた。
北村友は「向正面でフワフワして幼い面を見せたが、フットワークは力強かった。上積みも大きそう」と好感触。音無師も「ダート馬だと思っていたし、体も太かった。うれしい誤算」と話し、伸びしろは十分だ。
提供:デイリースポーツ