【有馬記念】美浦レポート〜ヴェルデグリーン

2013年12月18日 16:12

 今月22日(日)中山競馬場で行われる第58回有馬記念(GI)に登録をしているヴェルデグリーン(牡5 美浦・相沢郁厩舎)について、追い切り後の相沢郁調教師と騎乗予定の田辺裕信騎手のコメントは以下の通り。

・相沢郁調教師
(最終追い切りについて)
「日曜日の追い切りで、かなり良いと(乗り役が)言っています。相手もクリールパッションというオープン馬ですが、直線だけ鼻面を合わせて、抜くという指示でした。気合が乗りすぎるぐらい、良い感じでした。先週は少しモタモタしていましたが、調子は乗って上がってきて、すごく良い動きですよという(乗り役の)返事だったので、二重丸ではないでしょうか。」

(前走後の調整について)
「GI3つ戦うのは無理だと思ったので、天皇賞を使う前からジャパンカップは使わず、計画通りに一回休ませました。体力をつけて帰ってきましたから、良かったです。」

(馬が変わったと感じている所は?)
「元々、潜在能力は評価していました。爪が悪くて力が出せなかったのが、今年の秋から良くなって、能力を出せるようになりました。古馬になって体もしっかりしてきました。お母さんもお父さんも活躍していますから、そういう良い所が出てきたのだと思います。」

(この時期の爪のケアは大丈夫か?)
「この後の方がいつ痛くなるか分からないので、相変わらず特殊蹄鉄を履かせています。今のところは大丈夫です。」

(このレースへの意気込み)
「オールカマーは強烈な印象がありますので、あのイメージでジョッキーも乗るのではないかと思います。私も調教師になって苦節15年、今までは指をくわえて見ていました。今回は何としてでも、初出走で初勝利をおさめたいと思っています。」


・田辺裕信騎手
(この馬のセールスポイントは?)
「自在性でしょうか。好位でも競馬ができますし、後ろからも差して来られますし、いろいろな競馬に対応できます。そこは、一緒にレースをする馬から読まれにくいという点で強みだと思います。」

(馬が変わったと感じる所は?)
「競馬をするにつれて、レースでの落ち着きというか、コントロールしやすくなっているのは感じます。相手が強くなっているのにもかかわらず、それなりに走るので、馬が変化しているのではないでしょうか。」

(中山で走る理由は?)
「馬ではないので分かりませんが、最後の坂や、馬場の形、高速決着になりにくいというのもこの馬に向いているのかもしれません。」

(オールカマーのイメージが一番か?)
「あの時は休み明けで、無理にという感じでもありませんでしたので、少し消極的でした。僕に欲があったら、あのポジションで競馬はしていないと思います。」

(中山の2500mについて)
「リードする馬がいないようなので、もしスローな流れになるのであれば、ある程度前の方で追走したいです。しかし、競馬に行かなければ分からないので、あの馬なりで行きたいです。前回、やはり甘くないなという中で、初めてのGIで頑張ってくれました。勝ちたい気持ちはありますが、前走以上に善戦させたいという気持ちがあります。一発やってやろうとは思いませんが、マイペースで行こうと思います。この馬の走りをして、頑張ってもらいたいです。」

(取材:米田元気)

提供:ラジオNIKKEI

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