6日、京都競馬場で行われたシルクロードS(G3・芝1200m)は、蛯名正義騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝190円)プレシャスカフェ(牡6、美浦・小島太厩舎)が、好位追走から直線馬群を割って抜け出すと、3、4番手から先に抜け出した6番人気ギャラントアローを1/2馬身差し切り快勝した。勝ちタイムは1分08秒1(良)。さらにクビ差の3着には逃げた10番人気トップパシコが入り、2番人気リミットレスビッドは先行するも伸び切れず4着に敗れた。
勝ったプレシャスカフェは、父が95年安田記念(G1)を制したハートレイク(その父Nureyev)、母エアインセンス(その父サンデーサイレンス)という血統。近親に99年安田記念、マイルCS(共にG1)を制したエアジハード(父サクラユタカオー)、ペインテドブラック(父サンデーサイレンス、ステイヤーズS-G2)がいる。2度の骨折で順調に使えない時期が続いたが、昨年夏に戦列復帰すると、2連勝でオープン入り。3ヶ月の休み明けとなった前走のCBC賞(G2)で重賞初制覇を飾っており、今回の勝利で重賞2連勝となった。芝・ダート問わず1200mは7戦7勝となり、通算成績11戦8勝。
鞍上の蛯名正義騎手は、01年トロットスターに続き同レース2勝目。JRA重賞は通算69勝目。管理する小島太調教師は同レース初制覇。ストーミーカフェで同日の共同通信杯(G3)も制しており、管理馬の東西重賞制覇となった。