デビュー2連勝でクラシック路線に乗ったエアアンセム(左)=中山競馬場
来年から重賞に格上げされる東の出世レースで、シンボリクリスエス産駒の8番人気エアアンセム(美浦・伊藤正)が2分2秒0のタイムで無傷2連勝を飾った。ルメールを背に、道中は好位のインをロスなく追走。直線で逃げた4番人気アグネスドリーム(7着)の外へ出して一気に抜け出した。祖母は98年のオークス2着馬エアデジャヴー。近親に00年の2冠馬エアシャカール、05年の秋華賞馬エアメサイア、08、09年の有馬記念3着馬エアシェイディがいる血統馬がクラシック戦線へ弾みをつけた。3/4馬身差の2着は中団から1完歩ずつ差を詰めた1番人気のベルキャニオン。2番人気のクラリティシチーは後方から外を押し上げて勢い良く進出したが、さらに首差の3着だった。
ルメールは「経験が浅いからか道中はコントロールが利かないところもあったが、追いだしての反応がすごく良かった。ゴールを過ぎてもエネルギーが余っていたし、距離が延びてもいいね」と絶賛。今後はクラシックを目標に、いずれかのトライアルを使う予定だ。
提供:デイリースポーツ