鮮やかな逃走劇を演じて、6番人気のパワースラッガー(牡、父ウインラディウス、美浦・菊川)がデビュー戦を勝利で飾った。スタートから押して先頭に立つと、道中は終始マイペースの展開。直線に入ってもしぶとい粘りを発揮し、2番手から迫る2番人気バリス(2着)の追い上げを半馬身差で封じて、真っ先にゴールへと駆け込んだ。勝ちタイムは1分37秒8。2着から4馬身離れた3着には5番人気のダークダイナミックが入り、1番人気のドラゴンカフェは5着に終わった。
江田照は「いいスピードがあるし、距離は伸びても大丈夫」と絶賛する一方で、「ただ、きょうもピリピリしていたけど、女馬みたいに繊細なところがあるね」と気性面を課題に挙げた。
提供:デイリースポーツ