1回使われて軽さが出て来たグリサージュ(撮影:佐々木祥恵)
1月13日(月)に中山競馬場で行われるフェアリーS(GIII・3歳OP・牝馬限定・芝1600m)に出走予定のグリサージュ(牝3)とシニョリーナ(牝3)の2頭が、8日(水)に南ウッドチップコースで併せ馬での追い切りを行った。両馬を管理する菊川正達調教師に話を聞いた。
「2頭とも予定通りの追い切りができました。
グリサージュは走る馬ですよ。新馬(芝1600m)勝ち後、馬に緩さがあったこともあり、放牧に出しました。前走の朝日杯FS(GI・芝1600m)は9着でしたが、3か月レース間隔が開いていましたし、デビューから2戦目の競馬でしたからね。新馬の頃から比べると、馬はしっかりしていましたよ。もっと前に行けると思いましたが、スタートのタイミングが合わなくて後方からになりました。それでも3コーナーから上がっていき、直線では馬込みをさばいて伸びてきて、力のあるところを見せてくれたと思います。
1回使った効果は大きいですね。軽さも出て、良くなっています。明後日(10日)、ゲート練習をする予定にしています。
シニョリーナは、牝馬のわりに結構ズブいところがあって、レースでもそういう面を見せています。未勝利戦(芝1200m)は、力の違いを見せて勝つことができましたが、前走の中京(つわぶき賞・500万・芝1400m・9着)ではズルい面を出して、本気で走っていませんでした。
稽古でブリンカーをしてみたら、これが随分効いているようなので、レースでも付ける予定です。1200mで勝っていますが、1600mの方が競馬はしやすいと思います。この馬も良いものを持っていますので、真面目に走ってくれればと思います」(取材・写真:佐々木祥恵)