美浦坂路を2頭併せで追い切るイントロダクション(左)
陣営を思わずニヤリとさせた。異なる競馬場で3戦して複勝率は100%。抜群の安定感を誇るイントロダクションが、成長をアピールする走りで初タイトル奪取への態勢を整えた。
美浦坂路でレディゴールド(3歳未勝利)と併せ馬。馬体を並べてもムキになる面を見せることなく、軽快に駆け上がっていく。最後は鋭く脚を伸ばし、半馬身先着でフィニッシュ。4F55秒4-39秒8-12秒5で最終追いを終えた。
鈴木伸師は「先週やっているから、きょうは軽めの予定。いいんじゃないの。何より落ち着いているのがいい」と合格点をつけた。初勝利を挙げた前走はレース前から若さをのぞかせていたため、2カ月半のリフレッシュ期間を設けた。「気性の成長を目的に一息入れた。良かったと思う」と表情を緩ませる。
好調な鞍上がVへの大きな味方となる。昨年は自身初の大台となるJRA年間101勝をマークした北村宏。今年も開幕週で4勝の固め打ちを決め、関東リーディング首位と好スタートを切った。「まだ始まったばかりだよ」と冷静に語りつつも、「イレ込まなければチャンスはあるはず」。素質豊かなデュランダル産駒を桜花賞戦線へエスコートする構えだ。
提供:デイリースポーツ