名手がまたひとつ、記録を打ち立てた。26日の中京10Rをメイショウインロウで制し、武豊騎手(44)=栗東・フリー=は前人未到のJRA通算3600勝を達成した。

　8番人気馬で臨んだ区切りの一戦は、好位から運ぶとゴール前で迫る福永騎乗のダイナミックウオーを鼻差退けてV。2、3着馬が着順変更となるなど審議が長引いたため、表彰式が東海Sの終了後となるハプニングはあったが、競馬界の至宝はお立ち台で晴れやかな表情を浮かべた。

「昨年くらいから少しペースも良くなってきたので、もう少し早く達成したかったのですが、きょう決められて良かったです」とユタカスマイル。「100勝の区切りの勝利は3500勝も冬(昨年1月13日)だったので、次は今年の秋にしたい。それに4000、4500勝と目指していきたい」と貪欲に目標を語った。

提供：デイリースポーツ