圧倒的な人気を集めた幸英明騎手騎乗のホッコータルマエがムスカテールを1/2馬身退けて優勝。GI・5勝目を挙げた/川崎記念(撮影:高橋 正和)
29日、川崎競馬場で第63回川崎記念(GI・4歳上・ダ2100m・1着賞金6000万円)が行われ、逃げる2番人気トウショウフリーク(牡7、栗東・今野貞一厩舎)から離れた2番手で進めた幸英明騎手騎乗の1番人気ホッコータルマエ(牡5、栗東・西浦勝一厩舎)が、3〜4コーナーでトウショウフリークとの差を詰め直線でこれを交わし、さらに外から迫ってきた3番人気ムスカテール(牡6、栗東・友道康夫厩舎)を1/2馬身退けて優勝した。勝ちタイムは2分13秒8(良)。
ムスカテールから5馬身差の3着はトウショウフリーク。
勝ったホッコータルマエは、父キングカメハメハ、母マダムチェロキー、その父Cherokee Runという血統。昨年はかしわ記念、帝王賞、JBCクラシック、東京大賞典を制覇。ジャパンカップダートで敗れJRA賞最優秀ダートホースは手にできなかったものの、明け5歳緒戦のここを制してGI・5勝目を挙げた。
【勝ち馬プロフィール】
◆ホッコータルマエ(牡5)
騎手:幸英明
厩舎:栗東・西浦勝一
父:キングカメハメハ
母:マダムチェロキー
母父:Cherokee Run
馬主:矢部道晃
生産者:市川ファーム
通算成績:23戦12勝(重賞9勝)
主な勝ち鞍:2013年東京大賞典(GI)
【勝利ジョッキー・幸英明騎手のコメント】
本当に圧倒的人気でしたのでホッとしています。最後の直線で抜け出してからちょっと遊ぶところを見せましたけど、ムスカテールが来た時にまた反応しましたし、まだ100m、200mと残っていても大丈夫だったと思います。
これからのローテーションはフェブラリーSを使ってドバイだと思いますが、ファンの皆様の声援が力になりますので、これからも応援よろしくお願いします。