超良血馬が無傷の2戦2勝で出世レースに駒を進めてきた。
トーセンスターダムが意気揚々と重賞初制覇に挑む。「乗り味がいい。すごく楽しみ」と武豊は始動戦を心待ちにする。
わずか頭差。それでも文句なしの勝ちっぷりだった。前走の京都2歳Sは、マイペースで運ぶ逃げ馬を後方から余力十分にとらえてV。「展開は厳しかったが、力でねじ伏せてくれた」と振り返る。勝ちタイムは2分0秒8。クロフネが00年に記録した2歳コースレコードに0秒1差と迫るものだった。
叔父に11年天皇賞・秋Vの
トーセンジョーダンを持ち、12年セレクトセールでは1歳セリ最高値となる2億5000万円で落札された期待馬が、1週前追い切りで“高級車”らしい走りを披露。栗東CWで
ダノンドリーム(5歳500万下)、
オリハルコン(3歳500万下)を前に置き、直線で内から並びかけるとスムーズに加速。あっさりと最先着を果たした。
6F82秒7-11秒8(一杯)のタイムに「見た目には
スピードを感じさせないが、時計を見たら納得」と池江師は満足げな笑みを浮かべる。同厩舎の現3歳世代では、若駒Sを制した
トゥザワールドなどと並ぶ看板馬。ここでつまずくわけにはいかない。
提供:デイリースポーツ