来週末、東京、京都の両競馬場で行われる重賞競走に出走予定各馬の1週前情報をお届けする。
2月16日(日)に東京競馬場で行われる共同通信杯(GIII・3歳OP・芝1800m)に出走予定の
イスラボニータ(牡3)について、栗田博憲調教師のコメント。
「前走の東京スポーツ杯2歳S(GIII・芝1800m・1着)後は、約50日間、山元トレセンに放牧に出ていましたが、良いリフレッシュになったと思います。1月11日に帰厩し、体重は大きく変わってはいないのですが、体に幅が出てきた感じですね。昨日(2/6)の追い切りも、文句なしで良い動きでした。来週はサーッとやる感じになると思います。
遅生まれで夏を越して秋頃にもっと良くなる馬です。共同通信杯は過程の1つだと思っていますので、このレースを
ステップに、良い意味で競馬を覚えながら、少しずつ力をつけていってほしいと思います」
2月15日(土)に東京競馬場で行われるクイーンC(GIII・3歳OP牝馬限定・芝1600m)に出走予定の
フォーエバーモア(牝3)について、鹿戸雄一調教師のコメント。
「前走はGI(阪神ジュベナイルフィリーズ・芝1600m・3着)でしたが、良く頑張ってくれました。レース後は天栄に放牧に出て、良い感じで帰厩しました。戻ってきてからも予定通り、順調に来ています。1週前追い切りも良い動きでしたし、蛯名騎手も大丈夫だと言っていました。休み明けですが、落ち着いていますし、十分仕上がっていると思います。ここはあっさり勝ってくれるくらいではないと、その先云々などと言ってはいられないですよね。レースを楽しみにしたいと思います」
2月16日(日)に京都競馬場で行われる京都記念(GII・4歳以上OP・芝2200m)に出走予定の
マイネオーチャード(牝6)について、畠山吉宏調教師のコメント。
「前走のアメリカジョッキークラブC(GII・芝2200m・6着)を使った後も、大きな反動はなかったですね。今日(2/6)は半マイルからサーッと流しました。良い意味で平行線です。もし馬に余裕があれば、週末も長めからジワーッとやり、来週1本やる予定でいます。この馬の長所は使っても、使い減りしないというところですね。コース、距離、関西への輸送などは問題ないですが、強いメンバー相手にどこまでやれるかですが、その分、思い切った競馬もできるかなと思っています」(取材・写真:佐々木祥恵)