26日、83年の凱旋門賞(仏G1)馬で、82年のジャパンCでは2着に好走したオールアロング All Along(牝26)が、現地時間23日に繋養先の米・スリーチムニーズファームで老衰のため安楽死処分されていたことが判明した。
オールアロングは、父ターゴワイス、母Agujita(その父Vieux Manoir)という血統の仏産馬。82年のヴェルメイユ賞(仏G1)を制し、第2回ジャパンCではハーフアイストのクビ差2着に好走した。圧巻だったのは翌83年で、僅か41日間の間に、凱旋門賞、ロスマンズ国際S(加G1)、ターフクラシックS、ワシントンDC国際(共に米G1)と、3ヶ国で4つのG1を制覇。同年の北米、仏年度代表馬に輝いた。通算21戦9勝の成績で引退、繁殖入りすると、グレフュール賞(仏G2)を制し、日本で種牡馬入りしたアロングオール(父Mill Reef)などを輩出した。