2強対決に待ったをかけたのは4番人気のスズカデヴィアス(栗東・橋田)だった。道中は6番人気エイシンハドソンが引っ張るスローな流れを4番手で追走。直線に入ると先に抜け出しにかかった1番人気ワールドインパクトの外から急襲し、ゴール前でねじ伏せるようにして差し切った。勝ちタイムは2分17秒6。頭差の2着はワールドインパクト、さらに首差の3着にはエイシンハドソンが粘り込んだ。なお、2番人気のヤマノウィザードは外を回って追い上げたものの、直線で一杯になり最下位の7着に敗れた。
「追い出すとすぐに反応してくれました。強い馬ですね」とバルジュー。管理する橋田師は「よく癖をつかんで乗ってくれました。前向きさが出て、体も増えていたように成長してきましたね」と振り返った。これで賞金加算に成功。クラシックロードへとかじを切る。
提供:デイリースポーツ