13日、阪神競馬場で行われたフィリーズレビュー(G2・芝1400m)は、福永祐一騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝180円)ラインクラフト(牝3、栗東・瀬戸口勉厩舎)が、中団追走から直線大外に持ち出すと、好位追走から先に抜け出した7番人気デアリングハートをアタマ差捕らえ快勝した。勝ちタイムは1分21秒2(良)。さらにクビ差の3着に3番人気エアメサイアが入り、上記3頭に桜花賞への優先出走権が与えられる。チューリップ賞(G3)から連闘してきた2番人気ディアデラノビアはさらにクビ差の4着に敗れた。
勝ったラインクラフトは、父エンドスウィープ、母マストビーラヴド(その父サンデーサイレンス)という血統。祖母が84年京成杯3歳S(G2)など重賞3勝をあげたダイナシュート(父ノーザンテースト)で、叔父にアドマイヤマックス(牡6、栗東・橋田満厩舎、父サンデーサイレンス)がいる。昨年10月のデビュー戦(京都・芝1400m)、2戦目のファンタジーS(G3)を連勝し、暮れの阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)では圧倒的1番人気に支持されるも、勝ったショウナンパントルからアタマ+ハナ差の3着に敗れていた。今回は約3ヶ月振りの出走で、重賞2勝目を挙げた。通算成績4戦3勝。
鞍上の福永祐一騎手は同レース初制覇で、メイショウボーラーで制したフェブラリーS(G1)に続き、JRA重賞は今年5勝目。通算では40勝目。管理する瀬戸口勉調教師も同レース初制覇で、JRA重賞は通算43勝目。