戸崎圭を背にリアルインパクト(中央)は美浦Wでしぶとい動きを見せた
6歳で初めてス
プリント路線に参入。6F戦2走目でGI制覇となれば、名前通り本物の衝撃だ。
リアルインパクトが可能性を感じさせる動きを披露した。
美浦Wで
ファントムロード(6歳1000万下)を2馬身追走するが、直線は後ろから追い上げた
ジェラテリアバール(4歳500万下)も加わり3頭併せとなった。一度は最後方に下がったが、すぐに盛り返して併入した。4F56秒0-40秒6-13秒1。軽めは予定通りだ。
手綱を取った戸崎圭は「この馬の持ち味というか、ゆったりした跳びなので、ペースが上がった時に置かれる。でも、その後の反応は良かった。フットワーク、走り自体もいいですね。前走よりさらに気合乗りが良くなった」と好感触を伝える。
オーシャンSはゲート内で頭を下げた時にスタートを切られた。短距離戦では致命的な2馬身の出遅れ。それでも後方からしぶとく差を詰めた。8着でも内容は悪くない。ス
プリント戦特有の流れを経験したことは大きい。
「前走で距離適性は感じました。切れないが、しぶとい。(11年の)安田記念を勝った思い入れがある馬。
パワータイプなので雨が降れば、なおいい」。メンバー唯一のGIウイナーが2年10カ月ぶりの戴冠を狙う。
提供:デイリースポーツ