16日、川崎競馬場で第17回クラウンカップ(3歳・ダ1600m・1着賞金1000万円)が行われ、道中は中団で進め、3〜4コーナーで先団に取りついた的場文男騎手騎乗の4番人気ワタリキングオー(牡3、川崎・佐々木仁厩舎)が、直線で脚を伸ばして、好位から一旦は抜け出した1番人気サーモピレー(牡3、船橋・川島正行厩舎)をゴール前で捕らえ、これにクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分42秒8(良)。
さらにクビ差の3着に10番人気ツルマルブルース(牡3、大井・堀千亜樹厩舎)が入った。なお、2番人気ワットロンクン(牡3、大井・荒山勝徳厩舎)はツルマルブルースから2馬身差の4着、3番人気ジュリエットレター(牡3、大井・渡辺和雄厩舎)は12着に終わった。
勝ったワタリキングオーは、父キングヘイロー、母コンサートクィーン、その父カコイーシーズという血統。通算11戦目での重賞初制覇となった。また、ワタリキングオーとサーモピレーは、6月4日に大井競馬場で行われる東京ダービーの優先出走権を手にした。
【勝ち馬プロフィール】
◆ワタリキングオー(牡3)
騎手:的場文男
厩舎:川崎・佐々木仁
父:キングヘイロー
母:コンサートクィーン
母父:カコイーシーズ
馬主:阿部作次
生産者:橋本牧場
通算成績:11戦4勝(重賞1勝)