ケイアイエレガントが逃げ切り、吉田豊「自分の形に持ち込めると本当にしぶとい」/福島牝馬S

2014年04月27日 12:00

キャトルフィーユの猛追をしのいで重賞タイトルを手にしたケイアイエレガント(左)=福島競馬場

 勝ち馬にはヴィクトリアマイル(5月18日・東京、芝1600m)の優先出走権が与えられる「第11回福島牝馬S・GIII」(芝1800m)は26日、福島11Rに16頭で争われ、押してハナを奪った5番人気のケイアイエレガント(美浦・尾形充)が直線で一度は前に出られながらも、そこからもうひと伸び。最後は2番人気キャトルフィーユ(2着)の追い上げを首差しのいで、うれしい重賞初制覇を飾った。勝ちタイムは1分47秒0。さらに1馬身差の3着は、2番手からいったん抜け出すかの脚を見せた16番人気のフィロパトールがぎりぎり粘り込んだ。なお、中団からレースを進めた1番人気のアロマティコは、直線の伸びがなく10着に終わった。

 積極性が売りの吉田豊らしい好判断が光った。発走直後から必死に手綱を動かしてハナへ。「逃げたい馬が何頭かいたから、先行争いがどうかなと思ったけど、うまく逃げることができた」とうなずく。「フワフワしたが、直線で併せ馬の形になったらもうひと伸び。自分の形に持ち込めると本当にしぶとい」と粘り腰をたたえた。

「最後は一気にかわされる形にならなかったのが大きい。よく踏ん張った」と尾形充師は目尻にしわを寄せながら、10年共同通信杯(ハンソデバンド)以来となるタイトル獲得の喜びをかみしめる。「せっかく権利を獲得したので」と次戦はGIへ向かう見込み。本格化ムードの漂う5歳馬が、持ち前の先行力で強豪に立ち向かう。

提供:デイリースポーツ

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