実績面では一歩リードしているマイネルフロスト(写真は2014年毎日杯優勝時)
ダービートライアルの青葉賞。毎日杯を制しているマイネルフロストは賞金面でダービーへの出走が可能だが、それ以外は皆賞金が足りない馬ばかりで、ここで権利を獲りたいところ。熾烈な争いとなりそうだ。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。
■5/3(土) 青葉賞(3歳・GII・東京芝2400m)
マイネルフロスト(牡3、美浦・高木登厩舎)は新馬、コスモス賞と連勝した後、重賞で上位争いをするに止まっていたが、前走の毎日杯で重賞を初制覇。今回は距離克服が課題となるが、実績面では一歩リードしているメンバーだし、重賞連勝が期待されるところ。
シャンパーニュ(牡3、栗東・加用正厩舎)は新馬戦を逃げ切った後、控える競馬を試みられてきたが結果は詰め切れず5着前後ばかり。メンバーが強かったのもあるが、前走の勝ちっ振りを考えると逃げてこそ持ち味が生きるようだ。ここも先手を主張してくるだろうし、まだ2週目の馬場なら逃げ切りを狙えそうだ。
ピオネロ(牡3、栗東・松永幹夫厩舎)は重賞戦線でも掲示板を外さない堅実派。距離が延びて良さそうなタイプだし、ここは堅実駆け以上が期待される場面。
ヤマノウィザード(牡3、栗東・山内研二厩舎)は前走のすみれSで早目に動く競馬を試みてまさかの最下位。デビュー2連勝の内容を見ると控えて脚を溜めてこその馬で、長い直線でじっくりと構えられる東京での巻き返しが期待される。
ラングレー(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)は前走の毎日杯で賞金を加算したかったがそれは叶わず4着。2走前に完勝したゆりかもめ賞の内容を見ると距離延長がプラスに働くことは間違いなさそうだし、同条件の今回は初重賞制覇があっても良い場面だろう。
ワールドインパクト(牡3、栗東・友道康夫厩舎)は500キロ近い馬体重でディープインパクト産駒としては恵まれた馬格と長く脚を使えるのが武器。今の府中の馬場は願ってもない条件だし、ここでダービー出走の権利は獲っておきたいところ。
その他、新馬戦の勝ちっぷりが良く若駒Sでも3着と健闘した素質馬アドミラルシップ(牡3、栗東・平田修厩舎)、距離が課題もきさらぎ賞3着と力上位のエイシンエルヴィン(牡3、栗東・中尾秀正厩舎)なども権利獲りを目指す。発走は15時45分。