ファルコンS2着のサトノルパンは、新たにコンビを組む武豊を背に栗東坂路。先行するサトノシュレン(6歳オープン)を直線でとらえると、重心の低いフォームで力強く伸びる。ラスト1Fでやや脚色が鈍ったが、最後まで集中力を持続。僚馬に0秒9の大差をつけてゴール板を通過した。
4F54秒2-39秒5-13秒2に、「力の要る馬場状態で、ラストはそれほど伸びなかったが、走り自体はいい感じ。状態はいいと思います」と鞍上は合格点。中間にはゲート練習にも騎乗しており、今回が2回目のコンタクト。「(気性的に)少し難しいところもありそうだけど、はまったときにはいい脚を使いそう。このチャンスを生かしたい」と好戦を誓った。
動きを見守った村山師も「指示通りの時計で、オーバーワークになることなく負荷をかけられた」と満足げ。2度目の東上に「長い直線は魅力。ペースが流れてくれれば」と後方一気を描いていた。
アトムの最終リハは、川田を背に栗東CWでリヤンドファミユ(4歳オープン)、クラージュドール(4歳1600万下)との3頭併せ。最後方から追走し、直線は最内から矢のような動きで突き抜けると、最先着を決めた。6F81秒6-37秒7-11秒9。2週連続で騎乗した主戦は「2歳の、いいころの動きに戻ってきました。先週よりも落ち着いています。久々でGIがどうかですが、楽しみです」と力を込めた。
提供:デイリースポーツ