3日、阪神競馬場で行われた大阪杯(G2・芝2000m)は、幸英明騎手騎乗の1番人気サンライズペガサス(牡7、栗東・石坂正厩舎)が、中団追走から直線半ばで抜け出すと、最後方待機から大外に持ち出した4番人気ハーツクライを1.1/4馬身抑え快勝した。勝ちタイムは1分59秒0(良)。さらに1.1/4馬身差の3着には逃げた6番人気サイレントディールが入った。
プラス22キロでの出走となった2番人気アドマイヤグルーヴは、後方2、3番手から追い込むも4着まで。3番人気メガスターダムは5着、5番人気アドマイヤドンは6着に敗れた。
勝ったサンライズペガサスは、父サンデーサイレンス、母ヒガシブライアン(その父ブライアンズタイム)という血統。02年の同レースで重賞初制覇を飾り、02年天皇賞・秋(G1)3着後に右前浅屈腱炎を発症。1年後の天皇賞・秋で復帰(6着)したが、再び脚部不安を発症し休養入り。今年2月の京都記念(G2)で復帰(11着)すると、前走の中京記念(G3)で2着に好走し、復活を印象付けていた。02年大阪杯以来3年ぶりの勝利で重賞2勝目、通算成績18戦5勝。
鞍上の幸英明騎手は、アグネスウイングで制した昨年のシリウスS(G3)に続くJRA重賞制覇で、通算16勝目。管理する石坂正調教師は、ヴァーミリアンで制した昨年のラジオたんぱ杯2歳S(G3)に続くJRA重賞制覇。通算7勝目。