古豪ワンダーアキュートが好位から抜け出しGI・2勝目!/帝王賞・大井

2014年06月25日 20:15

武豊騎手騎乗のワンダーアキュートが直線でコパノリッキーを捕らえ、2馬身差をつけ優勝した(撮影:高橋 正和)

 25日、大井競馬場で第37回帝王賞(GI・4歳上・ダ2000m・1着賞金6000万円)が行われ、3番手でレースを進めた武豊騎手騎乗の3番人気ワンダーアキュート(牡8、栗東・佐藤正雄厩舎)が、直線で前を捕らえて抜け出し、道中向正面から先頭に立って粘った1番人気コパノリッキー(牡4、栗東・村山明厩舎)に2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分3秒5(不良)。

 さらに2馬身差の3着に5番人気ソリタリーキング(牡7、栗東・石坂正厩舎)が入った。なお、2番人気ニホンピロアワーズ(牡7、栗東・大橋勇樹厩舎)は序盤先手を取ったものの、直線で踏ん張り切れずソリタリーキングから1.3/4馬身差の4着に終わった。また、7番人気のオオエライジン(牡6、兵庫・寺嶋正勝厩舎)は左前脚を故障したため、直線で競走を中止した(左前球節部完全脱臼)。

 勝ったワンダーアキュートは、父カリズマティック、母ワンダーヘリテージ、その父Pleasant Tapという血統。2012年のJBCクラシックを制したあと、11戦して2・3着が9回と勝ちきれないことも多かったが、ここでついに2つ目のGIタイトルを手にした。

【勝ち馬プロフィール】
◆ワンダーアキュート(牡8)
騎手:武豊
厩舎:栗東・佐藤正雄
父:カリズマティック
母:ワンダーヘリテージ
母父:Pleasant Tap
馬主:山本信行
生産者:フクダファーム
通算成績:39戦12勝(重賞6勝)
主な勝ち鞍:2012年JBCクラシック(GI)

【勝利ジョッキー・武豊騎手のコメント】
 本当に何度も悔しい思いをしてきたので格別に嬉しいですね。

 スタートを決められましたし、良い位置につけられて、馬の走りも良く手応えを感じました。向正面からマイペースを保ったのですが、外から一頭(ソリタリーキング)来た時に行きたがったのでそのまま行かせて、(直線で)早めに先頭に立つことになりましたが、馬の状態が良くて押し切れました。

 僕自身も久々の帝王賞(勝利)で嬉しく思います。今年後半も頑張っていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。

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