ジャパンダートダービーに出走予定のフィールザスマート(撮影:佐々木祥恵)
7月9日(水)に大井競馬場で行われるジャパンダートダービー(JpnI・3歳・ダ2000m)に出走を予定しているフィールザスマート(牡3・美浦・新開幸一厩舎)とノースショアビーチ(牡3・美浦・田中剛厩舎)について、管理する各調教師に話を聞いた。
フィールザスマートについて、新開調教師。
「ユニコーンSに使いたかったのですが除外になったので、青梅特別(3歳上1000万下・ダ1600m)を使いましたが、初めての古馬相手にきっちり差し切ってくれました。メンバー的にも、降級馬や同じ3歳で2勝している馬もいましたので、そのレースをあっさり勝ってくれたのは、評価して良いと思います。
以前は成長途上でしたが、ここ2戦、馬がしっかりしてきました。終い良い脚を使うのがこの馬の長所ですが、馬に実が入って良さが生きてきた感じです。繊細な面がありますので、初コース、初ナイターなど心配点もないわけではありません。ただ一戦ごとに成長してくれていますし、デビュー戦で砂を被って逃げていたのが、2戦目では大丈夫だったように学習能力もある馬です。あとはジョッキー(田中勝春)が、うまく誘導してくれるでしょう」
ノースショアビーチについて、田中調教師。
「タフな馬ですし、前走青竜S(3歳OP・ダ1600m・1着)後も疲れはありません。今週(7/2)はジョッキー(村田)が乗って、ウッドチップコースでしっかりやってくれています。今回は2000mになりますが、前走であれだけの粘り腰を見せてくれましたからね。スタートは良い馬ですが、ハナにこだわらないですし、良い位置で競馬ができればと思います」(取材・写真:佐々木祥恵)