24日、京都競馬場で行われたアンタレスS(G3・ダート1800m)は、安藤勝己騎手騎乗の5番人気ピットファイター(牡6、美浦・加藤征弘厩舎)が、2番手追走から直線先に抜け出すと、直後につけていた10番人気オーガストバイオの追撃を1.1/2馬身振り切り快勝した。勝ちタイムは1分49秒8(良)。さらに1馬身差の3着には12番人気サワノブレイブが入り、1番人気ヒシアトラスはさらにクビ差の4着に敗れた。
勝ったピットファイターは、父Pulpit(その父A.P.Indy)、母デアリングダンジグ(その父Danzig)という血統。半妹に今年の桜花賞(G1)3着馬デアリングハート(牝3、栗東・藤原英昭厩舎、父サンデーサイレンス)、従兄にはバンカーズゴールド Banker's Gold(父フォーティナイナー、ピーターパンS-米G2)がいる。昨年は骨折による長期休養明けで臨んだ武蔵野S(G3)を快勝し重賞初制覇を達成したが、続く平安S(G3)は11着に大敗。前走フェブラリーS(G1)も6着に敗退していた。重賞は2勝目。通算成績17戦9勝(うち地方1戦1勝)。
鞍上の安藤勝己騎手は、昨年のタイムパラドックス(牡7、栗東・松田博資厩舎)に続き、同レース連覇を達成。JRA重賞は毎日杯(G3)に続き今年2勝目で通算31勝目。管理する加藤征弘調教師は、昨年の武蔵野S(G3)に続き、JRA通算2勝目となった。