北九州記念連覇を目指すツルマルレオン(8月12日撮影)(撮影:井内利彰)
2回目のハロー明けから40分ほど経った時間帯に追い切ったツルマルレオン(栗東・橋口弘次郎厩舎)。キタサンウンゲツとの併せ馬で、1馬身ほど先行するような形になって道中を進めた。
ラスト1F地点では、相手の手応えが優勢になり、ゴールでは遅れる形。4F54.1〜3F39.4〜2F26.0〜1F13.6秒という時計は、かなり馬場が掘り返された時間帯ということを考えれば、決して遅くはないが、この馬自身、余力のない状態での時計だっただけに、あまり高い評価はできない。
ベルカント(栗東・角田晃一厩舎)はいつもの時間帯に、ケイティープライドを追走する坂路での併せ馬。前走時の追い切りではテンから行きたがるような仕草を見せていたが、併せ馬をしていることもあってか、終始、落ち着いた感じで追走していた。
後半に仕掛けられると、その伸びは抜群。一瞬にして相手を置き去りにし、時計は4F52.7〜3F38.0〜2F24.2〜1F12.1秒。後半の数字は素晴らしく速く、いかに前半で脚がたまっていたかを示す時計。前走後は大山ヒルズに放牧に出されていたが、うまくリフレッシュして中間を過ごすことができたといった感じ。(取材・写真:井内利彰)