重賞3勝目を狙うエピセアローム(写真は2011年小倉2歳S優勝時)
一昨年のセントウルSでロードカナロアを破った実績のあるエピセアロームがこのメンバーなら力上位だろう。休み明けの前走CBC賞を好走し重賞3勝目を狙う。それに右回りで巻き返しを期すベルカントや当地好相性のニンジャなどが挑む形。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。
■8/24(日) 北九州記念(3歳上・GIII・小倉芝1200m)
エピセアローム(牝5、栗東・石坂正厩舎)は短い距離で堅実。前走のCBC賞は休み明けでの一戦だったが、勝ち馬からコンマ1秒差と力のあるところを見せた。今回のメンバーなら実績も上位だし、小倉コースも小倉2歳S勝ちに2012年のこのレースで3着と相性が良い。ここはまず勝ち負けに絡んできそうだ。
ベルカント(牝3、栗東・角田晃一厩舎)は前走のCBC賞で1番人気の支持を集めながらも5着と敗れた。初めての左回りでコーナーでふくれていたし、実力負けではないだろう。今回は走り慣れた右回りで、しかも小倉はデビュー勝ちに小倉2歳S2着と相性の良い地。ここは巻き返し必至の場面だ。
ニンジャ(牡5、栗東・宮徹厩舎)は昨年のこのレースで2着に入線。その後は詰め切れないレースが続いたが、暖かくなるに連れて成績が上昇。前々走のCBC賞では好メンバー相手に3着と好走した。今回は相性の良い小倉にコースが替わるし、昨年に引き続いての好走が期待される。
ツルマルレオン(牡6、栗東・橋口弘次郎厩舎)は昨年のこのレースを制した後に右前浅屈腱炎を発症。今回はそれ以来となるので厳しいレースになりそうだが、今回のメンバーなら力上位だし、仕上がりが良ければチャンスは十分にあるはずだ。
その他、前走は人気を裏切ったがコース替わりで巻き返しが期待されるルナフォンターナ(牝5、栗東・池江泰寿厩舎)、一昨年の覇者スギノエンデバー(牡6、栗東・浅見秀一厩舎)、軽い芝で巻き返しが期待されるリアルヴィーナス(牝3、栗東・安達昭夫厩舎)、時に大駆けのあるアイラブリリ(牝5、栗東・福島信晴厩舎)なども上位争いの圏内。発走は15時35分。