12日、大井競馬場で行われた東京プリンセス賞(3歳牝、南関東G1・ダート1800m、1着賞金2000万円)は、石崎駿騎手騎乗の5番人気テンセイフジ(牝3、川崎・八木正雄厩舎)が3角からまくり気味に進出して直線入り口で先頭に並びかけ、中団から追い込んできたクリストサファイアに2.1/2馬身差をつけて快勝。勝ちタイムは1分55秒2(良)。さらにハナ差の3着には浦和桜花賞を制したミライが入った。1番人気のヨウヨウは勝ち馬と並ぶ形で直線に入ったが、伸び切れず5着に敗れた。
勝ったテンセイフジは父ハウスバスター、母ハローメルヘン(その父シンボリルドルフ)の血統で、伯父に95年東京王冠賞(南関東G1)を勝っているツキフクオーがいる。3戦目で初勝利をマークし、前々走の桃花賞で3着。前走の浦和桜花賞(南関東G1)はミライの3着に敗れていた。通算成績10戦4勝。6月15日(水)に川崎で行われる関東オークス(交流G3、ダート2100m)の優先出走権を、2着のクリストサファイアとともに獲得した。
鞍上の石崎駿騎手、管理する八木正雄調教師ともに同レース初制覇。石崎駿騎手は先月6日、ナイキアディライトでマイルGP(大井・ダート1600m)を制して以来、重賞2勝目。川崎競馬所属馬は4年連続で同レースを制した。