13日、96年の凱旋門賞(仏G1)馬で、99年から社台ファーム所有のエリシオ(牡12)が、北アイルランド・スカーヴァハウススタッドに売却されたことが判明した。
エリシオは、父Fairy King、母Helice(その父Slewpy)という血統。デビューから3連勝で臨んだ96年仏ダービー(仏G1)こそ5着に敗れたが、続くサンクルー大賞典(仏G1)を古馬相手に快勝すると、3連勝で凱旋門賞を制覇。続くジャパンC(G1)は3着に惜敗するも、翌年はガネー賞、サンクルー大賞典(共に仏G1)を制し、通算13戦8勝(G1・5勝)の成績で98年から日本で種牡馬入り。
初年度産駒から02年チューリップ賞(G3)勝ち馬ヘルスウォールを輩出し、シャトル先のオーストラリアでは02年コーフィールドギニーズ(豪G1)を制したエレナス Helenusなどを出している。03年からは英・ナショナルスタッドにリースされていた。今後の繋養先となるスカーヴァハウススタッドには、1996年から2001年まで日本で繋養されたジェネラス(牡17、父Caerleon)が種牡馬生活を送っている。