【宝塚記念】意外にも未勝利 社台ファームが豪華5頭出しで初制覇なるか

2025年06月12日 12:00

宝塚記念2025に出走予定のベラジオオペラ(今年4月撮影、ユーザー提供:mosanさん)

 今年こそ名門に凱歌が揚がるか。社台ファームが豪華5頭出しで宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)の初制覇を狙う。

 社台ファームは日本を代表する生産牧場だ。09年から11年まで3年連続で生産者リーディングを獲得。12年以降もノーザンファームに続く2位を確保している。当然ながら数多くの名馬を送り出しており、社台ファームが分割された94年以降の生産馬に限ると、JRA・GIは85勝。しかしながら、なぜか宝塚記念は相性が悪い。延べ39頭が出走しながら、05年のハーツクライ、24年のソールオリエンスの2着が最高着順。5番人気以内に支持された馬も延べ16頭いたが、そのうち14頭が人気以下の着順に終わっている。

 今年は5頭が参戦を予定しているが、中でもエース格はベラジオオペラ(牡5、栗東・上村洋行厩舎)だ。大阪杯を連覇している現役屈指の中距離馬。阪神はGI・2勝を含めた4戦4勝なので、ここはGI連勝を期待したい一戦となる。これに続くのが23年の皐月賞馬のソールオリエンス(牡5、美浦・手塚貴久厩舎)、前走の天皇賞(春)が3着だったショウナンラプンタ(牡4、栗東・高野友和厩舎)の2頭。残りの2頭は人気薄だが、チャックネイト(セ7、美浦・堀宣行厩舎)は道悪になれば、ボルドグフーシュ(牡6、栗東・宮本博厩舎)は外差し馬場になれば、それぞれ出番があっても不思議ない。

 94年の分割以降の生産馬では初となる春のグランプリ制覇なるか。吉田照哉代表の歓喜の「パワー!」が表彰台で見られることを期待したい。

【宝塚記念の社台ファーム生産馬の3着以内】カッコ内は人気
・02年3着ローエングリン(3)
・05年2着ハーツクライ(3)
・11年3着エイシンフラッシュ(3)
・24年2着ソールオリエンス(7)
・24年3着ベラジオオペラ(5)

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