先週の当欄では、ゲート試験を受験する2歳新馬の頭数が落ち着いてきたと記したが、8月21日の合格頭数を見ていただいても分かるように、決して少なくなったわけではなさそう。小倉開催の新馬戦は頭数が落ち着いているが、阪神開催が始まると、再び頭数が多いレースが多くなりそう。

　その21日に3頭の合格が出たのが、音無秀孝厩舎。そのうち、ミッキーオリビエ(父キングカメハメハ、母ザレマ)は放牧に出されたが、Tiz Wonderful産駒のワンダフルラスター(母Greer Lynn)とリアファル(父ゼンノロブロイ、母クリソプレーズ)は引き続き、栗東で調整中。

　リアファルは2013年ジャパンダートダービーを制したクリソライトの半弟。新馬については、速い時計を出すまでコメントを控えることの多い音無秀孝調教師だが、この馬に関しては「いい雰囲気を持っているし、けっこうやれると思う」とトーンは高め。ただ、今週中には放牧に出て、一旦リフレッシュするとのこと。ちなみにワンダフルラスターはデビューへ向けて、このまま調整していく。

　なお、先週のゲート試験に合格した2歳馬(再審査除く)は以下の通り。(取材・写真：井内利彰)

8月20日
ウェディングラン
エーティーロゼッタ
コンテナ
ニホンピロヒーロー
フェイスオフ
マイグリュック
ロードウォリアー
母インザミスト
母シルキージュエル

8月21日
アウトゼアー
キョウエイインドラ
キングダッシュ
クリノチクバオー
コウエイサンクス
サマーサラファン
ジャストザヨコハマ
シルバーソード
タガノポジターノ
ティーエスクライ
デルマフウライマツ
ノーブルヴィーナス
ハードミルキー
ビスカリア
ブロードキャスト
ボイン
ミッキーオリビエ
メイショウヤギリ
ライブリファースト
ラウレアブルーム
リアファル
ワンダフルラスター
母Patti O'Rahy

8月21日
エイジャ
クラージュシチー
クロイツェル
タマモキャラット
ツァリーツァ