22日、中京競馬場で行われた東海S(G2・ダート2300m)は、秋山真一郎騎手騎乗の6番人気サカラート(牡5、栗東・石坂正厩舎)がマイペースの逃げに持ち込み、中団から伸びてきた9番人気スターキングマンを全く寄せ付けず、7馬身差を付け圧勝した。1番人気タイムパラドックスは、さらに1.3/4馬身差の3着だった。勝ちタイムは2分22秒6(稍重)。
勝ったサカラートは父アフリート、母スカーレットレディ(その父サンデーサイレンス)という血統。半弟に昨年のラジオたんぱ杯2歳S(G3)を制したヴァーミリアン(牡3、栗東・石坂正厩舎、父エルコンドルパサー)がいる。昨年の灘S(阪神・ダート1800m)勝利後に休養へ入り、今年は平安S(G3)4着、マーチS(G3)4着などで好走。今回の勝利が重賞初制覇となった。通算成績は21戦6勝。
鞍上の秋山真一郎騎手はメモリーキアヌで制した昨年の愛知杯(G3)以来のJRA重賞制覇で、通算11勝目。管理する石坂正調教師はサンライズペガサスで制した産経大阪杯(G2)に続き今年JRA重賞2勝目、通算8勝目。秋山騎手、石坂正調教師とも同レース初制覇となった。