先週のゲート試験合格で、最も注目を集めるのは、ケースバイケース(栗東・角居勝彦厩舎)だろう。父はSea The Stars、母は同厩舎で管理され、2009年ジャパンカップなど、GIを7勝した名牝ウオッカ。全兄ボラーレは580キロの超大型馬で、未勝利に終わったが、本馬はそこまで重量感はなく「大型の牝馬」といった感じ。坂路でのキャンターは素軽く、これからの追い切りが楽しみ。

　橋口弘次郎厩舎、お馴染みの血統である、カノヤザクラの半弟、カノヤカンザクラ(父ダイワメジャー)は、9月10日に合格。競走馬登録している、母ウッドマンズシックの産駒はすべて牝馬なので、カンザクラが初めての牡馬となるが「やぱりカノヤザクラに似ていますね。距離に関しては、マイルまでは十分にこなせると思いますよ」と橋口弘次郎調教師。すでに坂路での追い切り時計を出しており、阪神開催最終週もしくは、京都開催の開幕週あたりのデビュー戦が視野に入れられている。

　なお、先週のゲート試験に合格した2歳馬(再審査除く)は以下の通り。(取材・写真：井内利彰)

9月10日
インシグニスブルー
カノヤカンザクラ
シークレットオース
セイブアス
タマモスマッシュ
ハッピーテレサ
バニラマカロン
ビセックスタイル
マイネルジャスト
マウントハレアカラ
ラホーヤビーチ
ララクードゥリオン
ワールドレジェンド
母ケイズパステル
母トレンドエッセンス

9月11日
アースシンフォニー
エイシンライダー
カネトシバリアント
カレンナスマイル
クインズコノセ
クリプトグラム
グレースレディ
クローディオ
サンディークス
スズカプリウス
セイジャッカル
トップディーヴォ
ナムラジョフレ
ノースメイジャイ
モンドリュミエール
母ゴールドグレース
母デアリングシスター

9月12日
アリエスジューゴー
エイシンガイア
キョウワストーム
グレイスフルワード
グロッシュラー
ケースバイケース
ダイシンカレラ
タカノヒーロー
タマモイレブン
ブルドッグボス