神戸新聞杯から始動するワンアンドオンリー(写真は2014年日本ダービー優勝時、撮影:下野雄規)
ダービー馬
ワンアンドオンリーが2冠獲りへ向け始動する。ラ
イバルの皐月賞馬
イスラボニータがセントライト記念を完勝しただけに、ここは負けられないところだろう。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■9/28(日) 神戸新聞杯(3歳・牡牝・GII・阪神芝2400m)
ワンアンドオンリー(牡3、栗東・橋口弘次郎厩舎)は日本ダービーで皐月賞馬
イスラボニータを下し、2011年生まれのサラブレッド7123頭の頂点に立った。言うまでもなく世代トップクラスの実力の持ち主だが、特に今年はセントライト記念に有力馬が多数回った分メンバーが比較的手薄になっており、休み明けでも負けるわけにはいかないだろう。
トーセンスターダム(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)はデビューから3連勝できさらぎ賞を制したものの、そこからぶっつけで挑んだ皐月賞では11着に敗れ、巻き返しを期した日本ダービーでは直線で内ラチに激突し16着と不本意な結果に終わった。素質はトップクラスのものがある馬だし、立て直っていれば上位争いできるはず。
ハギノハイブリッド(牡3、栗東・松田国英厩舎)はセントライト記念にも登録していたが、結局回避してこちらに参戦。京都新聞杯勝ちの実績はここでは上位のものだし、日本ダービー13着からの巻き返しが期待される。
ウインフルブルーム(牡3、栗東・宮本博厩舎)は日本ダービーは左肩跛行のため取消となったが、朝日杯FS・皐月賞でともに3着など、先行力を武器に安定した成績を挙げている。北海道から栗東への輸送でかなり馬体を減らしたという点は気がかりだが、戻っていればここでも上位争いが可能だろう。
その他、夏の間に条件戦を連勝してきた
サトノアラジン(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)、良血馬
ヴォルシェーブ(牡3、栗東・友道康夫厩舎)、京都新聞杯2着の
サウンズオブアース(牡3、栗東・藤岡健一厩舎)、この条件で2勝している
ダンディーズムーン(牡3、栗東・中村均厩舎)なども上位進出を窺う。発走は15時35分。