26日、札幌競馬場で行われたJRA認定競走のフレッシュチャレンジ2歳(ダート1000m、1着賞金200万円)で、プロ野球・北海道日本ハムファイターズの大物ルーキー・ダルビッシュ有投手(18)への応援の意味を込められ命名された、井上俊彦騎手騎乗の2番人気ダルビッシュウイン(牡2、北海道・楠克美厩舎)が、5番人気レディデピュティに1馬身差をつけデビュー戦を快勝した。勝ちタイムは1分02秒9(良)。さらに3馬身差の3着には4番人気ピースオブレグルスが入り、1番人気ゴールドブーケは7着に敗れた。
勝ったダルビッシュウインは、父が新種牡馬ニューイングランド(その父サンデーサイレンス)、母はヴィエンナウッド(その父リアルシャダイ)という血統。9日に門別競馬場で行われた能力検定を合格し、今回がデビュー戦となった。通算成績1戦1勝。
父のニューイングランドは99年に栗東・白井寿昭厩舎からデビューし、新馬戦、1年以上休養後の復帰戦を勝利で飾り、2着2回を挟んで再び連勝。格下ながら函館記念(G3)に挑戦したが7着と敗れ、このレースを最後に、底を見せずに引退した。通算成績は7戦4勝。現2歳世代が初年度産駒で、同馬が初勝利を飾った。JRAではセラピー(牡2、美浦・石栗龍彦厩舎)、テイエムヒショウ(牡2、美浦・中野渡清厩舎)の2頭が馬名登録されている。