ダービー馬ワンアンドオンリー(左)がサウンズオブアースらの追撃を凌ぎ、秋の始動戦を制した
28日、阪神競馬場で神戸新聞杯(3歳・牡牝・GII・芝2400m)が行われ、道中は後方に構え、3〜4コーナーで外から一気に進出した横山典弘騎手騎乗の1番人気ワンアンドオンリー(牡3、栗東・橋口弘次郎厩舎)が、直線で前を捕らえて先頭に立ち、同馬のさらに外から脚を伸ばしてきた8番人気サウンズオブアース(牡3、栗東・藤岡健一厩舎)と9番人気トーホウジャッカル(牡3、栗東・谷潔厩舎)の追撃を凌ぎ切って優勝した。勝ちタイムは2分24秒4(良)。
勝ったワンアンドオンリーからアタマ差の2着はサウンズオブアース、さらにアタマ差の3着はトーホウジャッカルとなった。なお、2番人気サトノアラジン(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)は4着、3番人気トーセンスターダム(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)は7着に終わった。
勝ったワンアンドオンリーは、父ハーツクライ、母ヴァーチュ、その父タイキシャトルという血統。ゴール前で並ばれはしたものの、最後は相手を力でねじ伏せて、秋の始動戦を制した。なお、3着のトーホウジャッカルまでが菊花賞の優先出走権を獲得した。
【勝ち馬プロフィール】
◆ワンアンドオンリー(牡3)
騎手:横山典弘
厩舎:栗東・橋口弘次郎
父:ハーツクライ
母:ヴァーチュ
母父:タイキシャトル
馬主:前田幸治
生産者:ノースヒルズ
通算成績:10戦4勝(重賞3勝)
主な勝ち鞍:2014年日本ダービー(GI)