現地専門紙、休み明けのジャスタウェイに危機説

2014年10月01日 18:00

 凱旋門賞(10月5日、ロンシャン競馬場)が迫り、現地メディアも同レースの特集記事が組まれている。9月29日付けのフランスの競馬専門新聞「Paris Turf」紙では日本馬・ジャスタウェイを取り上げ、休み明けに対して危機説を唱えている。

「本番の前数ヶ月にブランクを置くことは、一般論として決してプラス材料にはならない。もちろん、世界で最も権威ある競走たる凱旋門賞においてもそうだ。むしろ、その傾向は他より強い」とし、6月以来、中119日となるジャスタウェイのローテーションを不安視した。

 過去の20年の凱旋門賞で最も前走との間隔が開いていた1995年のラムタラで「7月22日のキングジョージからの転戦だった」とし、過去10年のあいだにも同じようなローテーションで凱旋門賞に挑戦したアーネストヘミングウェイ(5月中旬以来で16着)やマダガン(6月末以来で9着)など、敗退した例をあげている。

 この記事を書いた記者は、結論は「ジャスタウェイの挑戦は“Mission Impossible(極めて危険で難しい任務)”。統計学からも(挑戦は難しいに)Yes」としながらも、ジャスタウェイをフレッシュな状態にするために、使わずにおくという決断をした須貝師に信頼を寄せることにする、とまとめていた。(取材・文:花岡貴子)

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。