須貝師「2頭とも、何もいうことがない」/凱旋門賞共同記者会見

2014年10月02日 19:05

ゴールドシップもジャスタウェイも何もいうことがないと語る須貝尚介調教師

■ゴールドシップとジャスタウェイを管理する須貝尚介調教師

−−本日の調教内容を教えてください。
須貝「直線はある程度、負荷がかかるように併せ馬でお互いが一緒にゴールするようなイメージで、と指示しました」

−−現在の両馬の状態を教えてください。
「ゴールドシップは何も言うことがない。ジャスタウェイも同じ。何も言うことがないです」

−−シャンティ競馬場で追い切りを行うことになった経緯を教えてください。
須貝「シャンティの森では常に負荷をかけた調教を行ってきました。息をつくる調教となると、1回コースに出る調教をしたいと思っていたところ、昨日、一昨日と雨が降ってシャンティ競馬場の馬場がクッションがきいた状態になったと確認できたので使わせてもらうことにしました。もし、昨日、一昨日と雨が降らず硬い馬場だったら(シャンティで調教するかどうか)悩んだと思います」

−−今朝の調教、道中2頭の位置関係は?
須貝「横山君と福永君、ふたりは日本で一流のジョッキーです。、お互いうまくコンタクトをとりながら乗ってくれたと報告を受けています」

−−凱旋門賞への遠征馬が2頭出しをするのは珍しいことです。これは戦術上の理由ですか?それとも調教上の理由ですか?
須貝「ゴールドシップとジャスタウェイは2歳のころから隣同士の馬房に入厩していました。調教メニューもお互い変わらずeach otherで調教してたんです。結果的にゴールドシップもジャスタウェイも国内でGIをとれるような馬になりました。そういう条件も考えながら、ジャスタウェイがドバイを勝った時点で日本馬がまだ勝っていない凱旋門を視野に入れました。ゴールドシップも宝塚記念の結果次第では一緒に行けたらいいな、と思いました。そういう経緯で仲のよい2頭が一緒にフランスに行けたら最高だ、という気持ちでいたらそれが現実になりました」

−−前哨戦を走らせず、凱旋門賞に直行した理由は?
須貝「ゴールドシップは札幌記念が前哨戦です。ジャスタウェイは安田記念がかなりトリッキーな馬場でダメージが大きかった。夏場、どれくらい回復するか確認しましたが、前哨戦を使うのであればかなりのリスクを背負ってしまう。それなら(前哨戦を)はずして1本で挑むことにしました。ジャスタウェイは長期間休んでいても(レースに)影響はないので問題ないと思います」

−−ジャスタウェイは距離2400mは問題になりますか?
須貝「ドバイの勝ちかたをみる限り、ゴール手前でも加速モードにありました。あの勝ち方なら2400は問題ないと思いました。父のハーツクライは2400m以上の競馬で活躍した馬なので問題ない。それに休みあけも問題ない。そして、フランスにきてからの状態も今までと同じ、いやそれ以上の状態にあります。すべて問題ないと考えています」

−−フランス人のジョッキーを起用しようと思いませんでしたか?
須貝「はい。僕はジョッキーはやはり日本のオーナーであり、日本の調教師、日本のジョッキーというチームジャパンで行きたい気持ちがすごくあります」

−−最後に抱負を
須貝「ともに最高な環境で追い切りを消化し、最高の状態でレースにのぞめると思います。順調にきています。まだ何日かレースまで日にちがありますけど、最高の状態を維持できると思います。応援よろしくお願いします」(取材・文:花岡貴子)

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