引退が決まったトレヴ(写真は2014年凱旋門賞優勝時、撮影:高橋正和)
5日の凱旋門賞で連覇を達成したトレヴ(牝4、仏・C.ヘッドマーレック厩舎)の引退が決まったことがわかった。
同馬は父Motivator、母Trevise、その父Anabaaという血統。1歳時のセールで主取りとなり、生産者が所有しての競走馬デビューとなったが、昨年の仏オークスをレコードタイムで制覇したことでカタールの王族ジョアン殿下にトレードされた。その秋の凱旋門賞では日本のオルフェーヴルに5馬身差をつけ圧勝。今年に入って3戦全敗と精彩を欠いていたものの、凱旋門賞で見事復活を果たし、アレッジド以来36年ぶり、牝馬としてはコリーダ以来77年ぶりとなる連覇を達成した。
今後はジョアン殿下が所有する牧場で繁殖生活に入る。
【プロフィール】
◆トレヴ(牝4)
厩舎:仏・C.ヘッドマーレック
父:Motivator
母:Trevise
母父:Anabaa
通算成績:9戦6勝(重賞4勝)
主な勝ち鞍:2014年凱旋門賞(GI)