父ハービンジャー、母ダイワスカーレットという血統のダイワミランダ(撮影:佐々木祥恵)
今週、東京競馬場で行われる新馬戦には、ダイワミランダ(牝2・母ダイワスカーレット)とドゥラメンテ(牡2・母アドマイヤグルーヴ)という名牝の産駒2頭がデビューを予定している。関係者に話を聞いた。
10月11日(土)東京5R 牝馬限定 芝1600m
ダイワミランダ(牝2・美浦・国枝栄厩舎)
父ハービンジャー 母ダイワスカーレット 母父アグネスタキオン
母は桜花賞や有馬記念などGIレースで4勝
国枝調教師
「札幌でデビュー予定でしたが、止め際に躓いて右膝をついて外傷を負ったので、社台ファームに放牧に出して、ここまでデビューを延期しました。傷自体は浅いものでしたので大丈夫ですよ。美浦には1か月ほど前に帰厩して順調に来ています。
正義(蛯名騎手)は、集中して走るというタイプではないと言っていました。フワフワするところもあるようで、切れる脚を使ったり、グングン行くというタイプではなさそうですね。姉のダイワレジェンド(牝3)もそうですから。ムキになって走らないので、その分余裕があって良いのではないでしょうか。まずまず良い感じだと思いますよ。ここまでいろいろありましたけど、恰好はつけてくれるのではないかと思います。ハービンジャーの子も良い競馬しているし、ウチのも走ってほしいですね」
※ダイワミランダは枠順確定前取消となりました。
10月12日(日)東京5R 芝1800m
ドゥラメンテ(牡2・美浦・堀宣行厩舎)
父キングカメハメハ 母アドマイヤグルーヴ 母父サンデーサイレンス
母はエリザベス女王杯2連覇 祖母のエアグルーヴはオークス、天皇賞(秋)に優勝
橋本篤典調教助手
「順調に調整できていますし、能力的にも仕上がり的にも勝ち負けして良いと思います。実際に競馬に行ってみないとわからない面もありますが、トビも大きくてゆったりと走れますし、東京コースの長い直線で良い脚を使ってくれると思います。血統的にも注目を集めていますし、好レースを期待したいですね」(取材・写真:佐々木祥恵)