8日、大井競馬7Rでナマオ(牡4、蛯名末五郎厩舎)が優勝。騎乗した内田博幸騎手(34、大井・荒井隆厩舎)は、地方通算2000勝を達成した。デビューから12746戦目での達成で、現役では25人目、通算58人目の快挙となった。
内田博幸騎手は、89年にデビュー。昨年は385勝を挙げ、石崎隆之騎手(87年〜01年)、的場文男騎手(02年〜03年)の牙城を破り、自身初の地方全国リーディングに輝いた。今年に入ると、昨年の東京大賞典(交流GI)を制したアジュディミツオー(牡4、船橋・川島正行厩舎)とのコンビで、地方競馬所属馬、ならびに地方競馬所属騎手としては史上初となるドバイ遠征を実現し、ドバイワールドC(首G1)に出走(6着)した。
近年はJRAのレースにも積極的に参戦し、昨年は初出場となったワールド
スーパージョッキーシリーズで、最終戦の騎乗馬が出走取り消しの不運に見舞われながらも、3位に入る活躍を見せた。今年は5月7日、8日の東京競馬全24レース中23レースに騎乗し、地方競馬所属騎手としては初となる1節(2日間)の最多騎乗数タイを記録した。さらに
ストロングブラッド(牡6、美浦・増沢末夫厩舎)とのコンビで5月のかしわ記念(交流GI)を制すなど、中央・地方を問わず活躍している。