たたき合いを制して初陣を飾ったウェルブレッド=東京競馬場
「2歳新馬」(東京5R・芝2000m)
ルメールの好リードが光った。メーンの天皇賞・秋と同じ舞台で行われた一戦は、ディープインパクト産駒の3番人気
ウェルブレッド(牡、美浦・加藤征)が制した。序盤は中団やや後方の位置取りだったが、前半1000mの通過が1分6秒0というスローペース。3角手前から動いて、4角では3番手に。直線で粘りこみを図る6番人気
シップーコウライ(2着)とのたたき合いになったが、外からねじ伏せるように差し切り、半馬身差をつけてゴールした。勝ちタイムは2分5秒8。「ペースがスローだなと思ったので動いていきました。最後まで長くいい脚を使いましたね」とルメールは振り返った。
なお、1番人気の
ブライトバローズは勝ち馬の外から迫ったものの、さらに首差の3着。また、
ウオッカの第2子
ケースバイケース(2番人気)はさらに2馬身半差の4着。戸崎圭は「背中、センスが良くて、折り合いも問題なかった。良くなってきそうですよ」と手応えを感じ取る。次走も芝を使う予定だ。