コパノリッキー「勝負パンツは赤でした」

2014年11月05日 20:00

翌日には元気が戻ってきたというコパノリッキー(撮影:花岡貴子)

 3日、盛岡競馬場で“ダート競馬の祭典”第14回JBCが行われた。この日に行われた3つのJpnIレースは全て栗東所属馬が勝利をおさめた。JBCクラシックを勝ったコパノリッキーら3陣営の喜びの声をお届けする。


■JBCクラシックを制したコパノリッキー

 栗東に戻ったのは競馬の翌日の午前8時ごろ。「栗東と盛岡は片道13時間もかかります。栗東へ戻ったときは、さすがに疲れがありましたね。競馬の疲れももちろんですが、輸送の影響でトモも少しむくんでいました。普段はあまり疲れたところを見せない馬なんですが、さすがにこたえたようです」と担当の木戸厩務員。

 それでも、帰厩翌日の5日には「むくみもひいて、だいぶ元気が戻ってきた」そうだ。
「カイバを食べる量は変わりませんが、昨日今日はゆっくり食べていますね。普段は早食いなので、余計にそう感じます」

 輸送のダメージは往路にもみられた。それを見越して、レースの2日前にあたる土曜朝に栗東を出発した。

「やはりそのときもトモが少しむくんでいたんです。でも翌日にはひいたし、落ち着きました。競馬へ向かう日程を2泊3日にしたのが功を奏したと思います。フェブラリーSと伏竜Sもこのパターンで勝っています」

 コパノリッキーの馬主はDr.コパ氏こと小林祥晃氏。陣営もラッキーアイテムにこだわりはあるのだろうか?
「僕はげんかつぎに赤い勝負パンツをはいています。今回も“勝負”しましたよ。それにしてもレコード勝ちとは…驚きました(笑)」

次走はチャンピオンズCを予定している。


■JBCスプリントを制したドリームバレンチノ

 ドリームバレンチノもレース後まもなく盛岡競馬場を出発。翌4日の午前8時に栗東トレセンに帰厩した。
「輸送の疲れはありますが、一時的なものでしょう。普段からかなり勝ち気な性格で、前に馬がいたら追い抜こうとします。直線では叩き合いになりましたが、その気性がいいほうに向いたのでしょう」と担当の牧野助手。

 スプリンターズS3着、高松宮記念2着、昨年のJBCスプリント2着と目の前で涙を呑み続けていたGIで初優勝を果たした。
「7歳ですが、気持ちが若いです。GIのタイトルが取れてよかったです」


■JBCレディスクラシックを制したサンビスタ

 サンビスタも初のGI勝ち。レース後、いったん栗東トレセンへ戻ったが5日に放牧に出た。
「力をつけていますね。これまででいちばんスムーズな競馬ができましたし、それが結果につながって何よりです」と高田助手。

 次走は12月3日、船橋(統一G3)のクイーン賞を予定している。

(取材・写真:花岡貴子)

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