15日、川崎競馬場で行われた関東オークス(3歳牝、交流GIII・ダート2100m、1着賞金3000万円)は、石崎駿騎手騎乗の4番人気テンセイフジ(牝3、川崎・八木正雄厩舎)が、3角からまくり気味に進出して、4角で先頭に並びかけ、3番手追走の3番人気シールビーバックを2.1/2馬身突き離し快勝した。勝ちタイムは2分16秒5(不良)。さらに差の3着には5番人気エイシンサンバレーが入った。1番人気に支持されたライラプスは4着に敗れた。
勝ったテンセイフジは父ハウスバスター、母ハローメルヘン(その父シンボリルドルフ)という血統で、伯父に95年東京王冠賞(南関東G1)を勝っているツキフクオーがいる。南関東牝馬クラシック1冠目の浦和桜花賞(南関東G1)はミライの3着に敗れていたが、続く2冠目の東京プリンセス賞では2.1/2馬身差をつけて快勝していた。通算成績11戦5勝(うち重賞2勝)。
鞍上の石崎駿騎手、管理する八木正雄調教師ともに同レース初制覇。地方所属馬の優勝は、00年に交流重賞に制定されて以来、地方所属馬の優勝は初となった。