以前に比べて馬も安定してきましたというトロワボヌール(撮影:佐々木祥恵)
12月3日(水)に船橋競馬場で行われるクイーン賞(JpnIII・3歳以上牝馬限定・ダ1800m)に出走するトロワボヌール(牝4・美浦・畠山吉宏厩舎)について、畠山吉宏調教師に話を聞いた。
「前走のJBCレディスクラシック(JpnI・ダ1800m・2着)後は、山元トレセンに放牧に出しました。レース後に大きな反動も出なくて、状態が良かったので美浦に戻しました。
先週末に、ウッドチップコースで70秒くらいのところを消化しています。以前に比べて馬も安定してきましたね。
レースが来週水曜日ですから、土曜日に最終追い切りを行う予定です。体はできていますから、そんなに速い時計もいらないと思います。
今回は戸崎騎手に乗り替わりになります。ジョッキーにとっては乗り慣れている競馬場ですし、その点は心配していませんが、レース前日の火曜日に馬の感触を掴んでもらうのに、普通キャンターで乗ってもらう予定です。
前走は、勝ったサンビスタと1番人気で3着だったワイルドフラッパーの間で走れたのは評価できると思いますし、牝馬のダート路線でメドがつく競馬ができました。距離も同じ1800mですから、それも問題ないでしょう。今回は前走の4着、5着馬(アクティビューディ、ブルーチッパー)の他、カチューシャという馬が出走してきます。あとはそのあたりとの力関係がどうかでしょうね」
(取材・写真:佐々木祥恵)