30日、札幌競馬場で行われたフレッシュチャレンジ2歳(ダート1000m、1着賞金200万円)は、川島洋人騎手騎乗の2番人気フレンチウォリアー(牡2、北海道・成田春男厩舎)が、早めに抜け出した圧倒的1番人気(単勝1.0倍)モエレソーブラッズ(牡2、北海道・堂山芳則厩舎)を1馬身差し切って快勝した。勝ちタイムは1分01秒6(良)。さらに5馬身離れた3着にはフェイクフェイスが入った。

　勝ったフレンチウォリアーは、父フレンチデピュティ、母は93年ローズS(GII)など4勝を挙げたスターバレリーナ(その父Risen Star)という血統。半兄に東海S(GII)など8勝(うち重賞2勝)を誇るアンドゥオール(牡6、栗東・長浜博之厩舎、父ブライアンズタイム)、半姉に01年中日新聞杯(GIII)勝ちのあるグランパドドゥ(父フジキセキ)がいる。

　2着に敗れたモエレソーブラッズは、父サンデーサイレンス、母ラークホイッスル(その父Silver Deputy)という血統。全姉に新馬戦圧勝後のフェアリーS(GIII)で2着し、アネモネS(OP)に優勝したペニーホイッスル(牝3、美浦・松山康久厩舎)がいる。03年セレクトセールで8000万円で落札されていた。

　フレンチデピュティ産駒の2歳馬は、地方では早くも5頭目の勝ち上がり。JRAでもチアズガディス(牝2、栗東・山内研二厩舎)、メジロアニマート(牝2、美浦・奥平真治厩舎)の2頭が新馬戦を勝利している。