「2歳新馬」(中山6R・芝1800m)
9番人気の
ピンクブーケ(牝、父メイショウサムソン、美浦・小西)が、豪快な差し切り勝ち。道中は後方で折り合いに専念。じっくりと脚をためて直線で大外に持ち出すと一気に加速。メンバー最速の上がりを繰り出し、内の各馬を並ぶ間もなくまとめてかわした。勝ちタイムは1分53秒6。1馬身半差の2着は1番人気の
マイネルサージュ、1馬身1/4差の3着争いは接戦。10番人気
フォギーボトムと8番人気
ローレルロケッツが馬体を合わせてゴールしたが、鼻差で前者に軍配が上がった。
「切れましたね」と吉田豊は驚きの表情。01年オークス馬
レディパステルを近親に持つ血統馬に「前半はフワフワしていたが、外に出してからは本当にいい伸びでした」と話す。小西師も「長めの距離でこれだけ切れる馬はそういないね。楽しみ」とうなずいた。